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HIBIKI column vol.7

傍らで上海からの電話が鳴っている。

それを無視しながら私はこのコラムを書いている。

私がこれを書き続けるのは、同業の方達に少しでも「続ける」ことの楽しさを知ってもらう為。

あとは私自身が、この非日常たる日常を忘れないように記録しておく為。

でも、日に日に目まぐるしい毎日が過ぎ、これは絶対にここで書こう!

と熱意に思っていても数ヶ月が経ち、その間に新たな事件は起き、熱意は風化される、、、

 

ということで、いくつかトピックスはありましたが、「あぁ、そんなこともあったっけ?」程度にしか感情が動きません(笑)

私を冷淡な女王としがみつき罵ってくれても結構(笑)

 

しかし、何かは書かねば進みませんので、今回は、まだ記憶に残っているイタリア人奴隷とのドイツでのセッション話。

先日参加していたフェティッシュパーティーで私たちは知り合った。

<どこへ行っても聞かれること。>

「わぁ!君たちアジア人?? 僕ね、アジア人が大好きなんだ!!ねぇねぇ どこの国から来たの??」

私が日本だというと、彼は最高にボルテージが上がった。

「キャー!!最高!!僕日本人が大好き。ねぇねぇ、君ってどっち?」

もちろんこの意味はSかMかであって、この口調からもわかるように、彼はMである。

私は「女王」と告げると手にキスをされ、「私はM」といったM子ちゃんは、お尻にスパンキングをされた。

(いつも思うんだけど、外国人のM男たちは、M女に厳しい気がする)

彼は、このパーティーのスタッフで、主催の女王の奴隷の一人。

フロントのセキュリティーを任されてはいるが、もっと遊ばれたくて仕方がない。

会場の入り口で跪き、ヒールに必死にキスする彼を一蹴し私は会場へと進んだ。

そのパーティーはホテルすべてが会場になってるため、その期間中はホテル内で何をしても無礼講。

もちろん夕食会場も皆ラバー。

知り合いは増えたけれど、まだまだ心もとない私。ウロウロしていると親しく声をかけてくる男性が。

なんと、セキュリティーの奴隷がやっと任務を終え、目新しい女王を探しに来たのだ。

この後にあるアフターパーティーの車がなく困っていた私は、

この奴隷にどうやってタクシーを捕まえたらいいのか聞くと「一緒に行こう」という。

私は何も考えずYESとだけ答えた。

 

車に乗ると、助手席に座った私に一生懸命自己紹介をする。そして日本がいかに好きかアピール(笑)

いやいや、ちゃんと前を向いて(笑)

そして興奮のあまり道をまちがえまくる奴隷(世界共通)

焦る女王をさておき、奴隷の興奮は収まらない。

運転しながら御美脚をマッサージさせてほしいという。

断ってもなかなか引き下がらない。

自己主張の強い外国人VS押しに弱い日本人

結局、脚を差し出す日本人HIBIKI(涙)

アブない運転は更に加速。←こいつ会場につかなくても良いと思ってる!!!

何とか到着したものの、会場内で人間カーペットになると主張←いやいや、私、皆に挨拶しにきたんだから!! 自己主張の強い外国人VS押しに弱い日本人

結局、人間カーペットを踏みながら近くにいた友人に挨拶をするHIBIKI

そして絶好調に興奮する情熱的イタリア奴隷。

なんとズボンをおろし、直接ナニを踏めと言うではないかっ!!!

いやいや、ここはプレイパーティーでは無い。

「もう帰る」と強く言うと、あっさり「車でホテルまで送る」という。

会場外は、まだ寒く、タクシーを捕まえる自信の無い私は、またもや彼の車へ。

もう絶対にYESとは言わないぞ!!脚を絶対に差し出さないHIBIKI

やれば出来るじゃない・・・(笑)

 

しかし!ホテルに帰ると彼は一転ご褒美をくれとごねるではないか!!!

私の部屋でプレイがしたい彼。

そんなことを許可したら朝まで私は彼を踏み続けることになる!!

もうどっちが奴隷かわからない(笑)

絶対にYESと言わない私に最終的に奴隷は「聖水だけでも」とせがむ。

「本当に??」

「YES. ちゃんとMY グラス もあるから手間取らせないよ」←コイツかなり常習犯

「本当に??ならロビーのトイレでいいでしょ」←結局相手の要望に歩み寄る古典的日本人HIBIKI

トイレに入ると奴隷はすぐにズボンをおろし戦闘態勢に入る。

トイレの床に寝そべり、私を見上げるその目、疲れ切った私の脳がパチンと音を立てた。

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「こんなところに私を連れ込んで、お前は何がしたいか言ってごらん。ほら、何が欲しいの?」

容赦なく踏み付け、罵り、唾を落とす。この空間に君と2人。容赦なんてするものか。

私のサディストな部分が開いていく。脳が冴えていくような頭の後ろを冷たいものが流れていく感覚・・・

ダメだ。ソレを快楽に感じさせないで・・・・

道具なんてなくてもSMプレイはいくらでもできる。だって私の体が全て道具だから。

一気に私の体液を飲み干し、初めての日本人ミストレスに昇天させられた奴隷は、

コトが終わると笑顔でTHANK Youと言って、またパーティー会場へ戻って行った。

 

どの国でどんなM男に会っても思うことは、性癖ってのは人種も国籍も関係ないってこと。

そしてまた私もそのSMという性癖から抜け出ることはできないという事実。

まだまだプレイ旅行は続きそうね。

 

しかし追い詰められるとなぜ流暢に英語が話せるのだろう??(笑)

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