先日、こちらのプレミアムサイトから私が昨年末ロンドン郊外にて撮影をした調教ムービーが配信されましたが、皆さんご覧になりましたでしょうか??
約10年前から海外のSMについて興味を持ちあちこち飛び回っていましたが、とにかく日本では実現しない事や、目からウロコな価値観に色々気づかされることも多く、もし日本の女王やM男達がコレを体験したら、日本のSM文化はもっと大人の洗練された遊びとして認められるかもしれないとよく思ったものです。
今回は、ちょうど念願の海外ロケが実現できたので、その裏話などをしながら貴方たちに妄想快楽のオカズを差し上げましょう。
今回の撮影の最大の目的は、海外の「ダンジョン」を日本の皆さんにお伝えすることが目的。
海外のダンジョンは日本と規模が違う!!とは言っても、世界で1.2を争うぐらい家賃のお高いロンドン。
ロンドン市内は広いダンジョンを確保するのは難しい。私は、市内から車で90分ほど飛ばした郊外にある一軒家のダンジョンを選んだ。
そして撮影の前日、今回のM男は飛行機でノルウェーからやってきた。
私は、その大きな男を数年前から飼っている。というか共有している。
早速、ミーティングとリハ。これは日本と対して変わらないんだけど、その時にM男が1枚の着物を部屋着として羽織ってきた。「すごい!どうしたの?」って私が言うと、彼は得意げに 「僕のミストレスが、”日本のSMビデオに出演する記念にこれをあげるわ”ってくれたんだ」といった。
私はそのやり取りに共感した。そうSMって「愛」なんだよね。
それは国を超えても変わらない。自分の国で慕っている女王に対して恥じないようにベストを尽くしたいといったM。
私も彼と、その後ろについている女王に恥じないように頑張ろうと誓った。
撮影当日 車で向かう私たちは、カメラマン2名と私と奴隷とM女の5名。 皆遠足気分でダンジョンへ向かう。
途中、大まかに決めた箇条書きの台本を私が声に上げて読み、奴隷が私の発音のチェックをする(笑) 日本人はRとLの発音が上手くできない。私もモチロンそう。
発音が上手くできないセリフは2人で違うワードを考える。
なんだかんだセリフの掛け合いなんぞしているうちにダンジョンに到着。中を見て満足。
世界中のダンジョンを見てきてるので驚愕はしないが、やはり充実度の違いにため息がでる。
玄関入ってすぐにキッチンとリビング。
そこまでは普通の家。
でも、その奥の扉を開けると、無機質なマシーンが3台。磔台 1台。コッチの世界に多少経験と興味のある人でも、そのグロテスクに快楽を追及するマシーンの生々しさに一歩引いてしまうかも・・・ このエゲツナイ外観は日本にはないかも(笑)
2階へ上がる途中の階段にはミストレスの絵や写真が数点。
一歩上がるたびに脈も上がる(笑)
そして上がり切ると20畳ほどあるオーセンティックな調教部屋。
レザーの磔台、檻を兼ねたベッド、三角木馬、オートマティックな吊り台、大型犬用ケージ、マミーバッグ、などなど・・・・壁には手錠や各種鞭、マスクなどが所狭しとぶら下がっている。
そしてその奥にも扉があと2つ。 1つは、女装用の部屋らしく、紫を基調とした壁に、天井から蚊帳のようなベールがたらされたWベッドが一つ。(もちろん下部は檻になっている)
そしてもう一つはシャワールームで、真っ白なタイルに猫足バスタブ。トイレも併設になっていて、なぜか診察台が置いてあった。たぶん、医療プレイはここで兼ねろってことね。
とにかく、なんでもそろっていた。もちろん宿泊もできる。
早速一通り拝見した私は、すぐに撮影場所や内容の組み立てをする。
昨日話し合ったミーティングやリハは、あくまで「何ができるか?どのくらいできるか?」のテストであり、ストーリーは現地についてから即席でまとめていく。
台本は単なる発音のチェックと、その国ではどういう言葉責めがウケるのかの感覚のすり合わせに過ぎない。
カメラマンは素早く位置を決め、私はディレクターも兼任しているので着替えながら時間配分する。
日本とはスタッフの数も違い、機材も違い、役目も違い、ただわかっていることは、今まで10年間一緒にビデオを作ってきたクルーたちは一人もおらず、感覚を知っているのは私だけということ。
本当に1つの作品を作るのって難しいと痛感。
そして今まで私をつくりあげてくれた撮影会社のクルー達に感謝と敬意。
とにかくとにかく、延長をしながらやっと作品”もどき”撮影がやっと終わり、私たちはそのダンジョンを名残惜しく後にした。
もし宿泊で予約していたら、私は一晩中カメラ回させてただろうな。
もし次回縁があれば時間貸しではなく宿泊で利用したい。そして日本から奴隷も連れて。
ねぇ、いつかここでプレイパーティーしたくない??? ジャパニース変態魂を世界へ発信。
そんな大それた妄想を考えてしまう私は、どこまで脳内をSMに洗脳されているんだろう?
でも・・・いつか一緒にね???楽しまない?
Ess and Emm 皆さんも機会があればぜひ・・・